DLCコーティング|AC-X
カーボンのSP3構造を90%保有
超高硬度のDLCコーティング
DLCコーティング(ta-Cタイプ)の当社スタンダード膜
AC-Xはダイヤモンド構造であるカーボンのSP3構造を90%保有する、DLCコーティング(ta-Cタイプ)の当社スタンダード膜です。グラファイトを瞬間的にアーク蒸発させ、イオン化したカーボンを高純度で取り出すことで、なめらかで硬い膜質を実現しています。
DLCスタンダード膜〈DLC-EX〉にくらべ、硬度・耐熱性・耐凝着性に優れ、アルミ・銅などの非鉄金属の高速加工に最適です。(密着力を確保するため、母材には超硬をおすすめします)
DLCコーティング〈AC-X〉の用途例
非鉄金属(アルミ・銅・銀・錫など)切削用の超硬工具(ドライ加工)、超硬パンチ、金型 など
AC-X のスペック
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色調レインボー
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膜硬度7000 Hv
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膜厚〜0.5 µm
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酸化温度550 ℃
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処理温度150 ℃
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摩擦係数0.09~0.13
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電気抵抗値
107Ω·cm
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撥水角
80°
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応力
10GPa
試験データ
テスト内容:アルミ合金切削試験(Φ6エンドミル 切削速度V=226m/min 切り込み深さ6mm)
結果:DLC-EXと比較して約2倍の継続切削が可能であった
結果:DLC-EXと比較して約2倍の継続切削が可能であった
装置
イオン化カーボンを、高純度で取り出すX-FADシステムにより、平滑、高硬度を実現。[特開 2007-9303]
ta-Cタイプの特徴
ta-Cタイプはテトラへドラルアモルファスカーボン構造のDLCコーティング。
ダイヤモンド構造のsp3比率が高く、硬く耐摩耗性に優れているのが特徴です。