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事業転換からの創業


 オンワード技研は1986年に創業致しました。
それ以前は「川畠機業場」という織物業を営んでおりました。昭和後期、北陸地方で一時盛んであった織物業も、素材の変化や海外製織物の輸入による価格の下落によって経営が悪化する苦境の中、オンワード技研の創業者である川畠清高は「事業の余力のあるうちに」と考え1986年に事業転換を決意。

 まず手元の資金で、どの様な業界の「ものづくり」ができるかを現在の石川県産業創出支援機構に相談した後、石川県工業試験場から「真空装置とプラズマ技術を使った金属表面処理=PVDコーティング」が、これからの時代に期待ができる新技術である事を教わります。
そして薄膜創造企業·オンワード技研が誕生します。

創業当初の取材記事

国内では認知度がなかった「PVDコーティング」


 当時の国内のものづくり産業界で金属材料を硬くする手法として主流だったのは「金属熱処理」や「CVDコーティング」。当社の様なPVDコーティングメーカーは国内でもほぼ「0」社、せいぜい研究開発に積極的な材料開発型企業の一部門で行っている程度の極めて小さな産業でした。その為、「PVDコーティング」の認知度は皆無で材料加工メーカーに技術PRをするも門前払いが続き、受注を得るには大変な苦労の連続でした。ただ、認知度が低いながらもドリルやチップなどを製造する大手工具メーカーの中には「PVDコーティング」を採用しようと自社で研究開発を行う企業も増えつつあり、当社においても事業化できる可能性は充分にありました。

 初めて量産型コーティング装置を購入した際、実用的な知識や経験がなかったため、大手工具メーカー技術担当者や大学、公設試の支援を頂きながら装置の操作や治具制作、品質管理方法などの工程や手法を作り上げました。また、その大手工具メーカーからもOEMを受けながら売上を伸ばします。創業時の限りなく先が見えなかった霧の中から、光が見え始めた時代でした。

自社製装置で生産開始


 初めて量産型コーティング装置を購入した際、実用的な知識や経験がなかったため、大手工具メーカー技術担当者や大学、公設試の支援を頂きながら装置の操作や治具制作、品質管理方法などの工程や手法を作り上げました。また、その大手工具メーカーからもOEMを受けながら売上を伸ばします。創業時の限りなく先が見えなかった霧の中から、光が見え始めた時代でした。

 当時の国内のものづくり産業界で金属材料を硬くする手法として主流だったのは「金属熱処理」や「CVDコーティング」。当社の様なPVDコーティングメーカーは国内でもほぼ「0」社、せいぜい研究開発に積極的な材料開発型企業の一部門で行っている程度の極めて小さな産業でした。その為、「PVDコーティング」の認知度は皆無で材料加工メーカーに技術PRをするも門前払いが続き、受注を得るには大変な苦労の連続でした。ただ、認知度が低いながらもドリルやチップなどを製造する大手工具メーカーの中には「PVDコーティング」を採用しようと自社で研究開発を行う企業も増えつつあり、当社においても事業化できる可能性は充分にありました。

 初めて量産型コーティング装置を購入した際、実用的な知識や経験がなかったため、大手工具メーカー技術担当者や大学、公設試の支援を頂きながら装置の操作や治具制作、品質管理方法などの工程や手法を作り上げました。また、その大手工具メーカーからもOEMを受けながら売上を伸ばします。創業時の限りなく先が見えなかった霧の中から、光が見え始めた時代でした。

オンワード技研の代名詞『DLC』の誕生


 その後も大学や公設試の材料開発事業に関わり、交流域を広め、2006年には愛知県の大学と共同開発したT型フィルタードアーク方式(T-FAD)のコーティング装置を完成させました。 このT-FAD技術の研究開発により、従来のDLC膜に対し2倍以上の硬さを持つ高硬度DLC膜を実現し、更にはその技術の量産化に成功しました。このT-FAD方式でのDLC膜は現在もオンワード技研の売上を支えるヒット商品となっております。

 この研究開発以降、オンワード技研は本格的に事業を拡大する方向に舵を取り始めました。

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